2006-01-10

1月10日の22時53分に無事元気な女の子が生まれました。感激です。本当に無事に生まれてよかった。

破水はしたけれども陣痛はまだ始まらない・・・なんて油断をしてblogをかいて寝ましたが、10日の午前2時30分ごろに1時45分くらいから陣痛が始まったとの連絡を受けて約3時間睡眠で病院に再度移動しました。前日も2時間睡眠だから非常に眠い・・・。(休みの日には14時間くらい寝ないと気がすまない私なのに・・・。)

深夜から付き添いサポート開始。陣痛の間隔を確認したり、手をつめを立てて握られたり、おなかを押さえたり、背中をさすったり、お尻を押したり、飲み物を飲ませたり、悲痛な叫び声に耐え、がんばって励ましたり、励ましたのに「そんなことはわかってるよ!」と逆切れされたり。付き添いは気力、体力勝負です。開始時点ですでに睡眠不足の私は・・・(パタリ

お産の進捗状況は子宮の口がどの程度開いているかである程度判断されます。10cmになったら出産で、そこにいたるまでに初産婦であれば10時間程度が目安であり、そこから出産までにまた2〜3時間というのが一般的とのこと。開く速度は3cm開くまでにかなり時間がかかり、その後は結構すぐに開くものらしいです。今回は陣痛が始まる前に2cmになっていた・・・ということなので、そこからスタートで10時時間くらいが目安・・・だと思っていたのが甘かった・・・。この淡い期待は完全に裏切られることになります・・・。

朝の1時45分くらいから8〜9分間隔で陣痛が始まり、陣痛の間隔が4〜5分程度に短くなってきた朝9時くらいに再度見てもらったら2cmどころか1.5cmくらいですとの事・・・。昨日はちょっと見間違えたのではないか、この調子だと後12時間くらいかかるのではないかとのこと。すでに陣痛開始から7時間程度たち、陣痛の感覚もそれなりに短くなってきており、もしかしてそろそろ生まれてしまわないか・・・?なんて思っていながら2cmからどの程度進んだのかを知りたかったのに、進捗率は後退・・・。精神的にも肉体的にも堪えました・・・。

その後は本人もサポートするほうもがっくり来てしまってうとうとしていました。するとだんだん陣痛も弱くなり、間隔もながくなり・・・。12時から16時くらいまでは陣痛が5分間隔になってしまい、陣痛のあいまに睡眠をとるような感じに。結果、陣痛開始から14時間もたっているのに子宮の口はまだ2cm程度(スタートラインに一度設定されていたのに・・・)で、破水してからもかなりの時間が立ってしまっているので、ここで陣痛促進剤を利用しましょうという判断になりました。

で、陣痛促進剤ってすごく効くんです。今までのうとうとしながら・・・というようなレベルではなく、3〜4分に一回絶叫するような状況に。これがサポートしている身にとっては非常にこたえるんですね、それでもそれになんとか耐えて1時間30分したところでまだ3cm程度、それからさらに2時間したところでまだ4cm程度・・・。それでも本人は痛くて痛くて叫んでいるような状況。スタートから17時間以上たっていますが、このペースだとあと12時間以上かかる計算になります・・・。

この間、実は隣に外国人のカップルが入っていて、そちらはかなり順調にお産が進み、17時間以上たっているのにまだまだ・・・という私たちを尻目にあとから入院して、5時間程度で無事に出産していたのでした。出産で苦しむ声も、赤ちゃんがうまれて泣く声も良く聞こえました。生命が生まれたことの感動と、後から来て先に無事出産していってしまうことの悔しさと、自分の妻の苦しむ姿と、これから先の見通しの遠さと。このあたりが色々ごちゃ混ぜになって、ここでかなり悲しくなってしまいました。ちょっとだけ嫁の両親に代わってもらって、睡眠不足でふらふらになりながら1人で食堂で食事を取りながら色々考えて、泣けてきてしまいました。陣痛が痛くて叫ぶ嫁と、できるものなら代わってあげたいけれども・・・。てんぷらそばを1人で食べながら目を赤くしてちょっと涙を流している私はかなり怪しい人だったに違いありません。早く楽になるのであれば帝王切開でもかまわないから・・・などと考えていました。

でも、そんな泣き言を言っても仕方がありません。これからさらに12時間・・・なんてことも覚悟して、再度サポートに・・・・。つらかったです。

でも、そこでとてもうれしい誤算がおき、その次の確認のタイミングですでに赤ちゃんの頭がでてきており、急いで分娩室へ、先生の到着を待たず、いきみも行わずに無事娘が生まれました。まだまだこれから・・・と思っていたところでこういう展開になって本当に助かりました。よかった。

娘が生まれる瞬間を見ました。生命ってすごいです。「おぎゃー!」と泣いたとき、先生にチェックしてもらって、五体満足で異常ないですといわれたところで、うれしくて涙がでました。

娘は生まれてすぐになにも教わっていないのに母乳をちゃんんと飲みました。

娘は女の子だけれども、私に良く似ている気がします。

胎盤とへその緒を見ました。

家族が1人増えました。

すごく大変だったけれども、無事にうまれて本当に良かった。嫁と娘を自分の人生をかけて精一杯幸せにしようと思いました。

得た教訓

  • 破水してから陣痛までは時間があるのであせらず体力温存すべき。
  • 出産の付き添いは筋力が要求される。事前の筋トレが望ましい。
  • 陣痛は死ぬほど痛く、泣き叫ぶレベルのものでないとお産が進まないらしい。
  • お産に時間のかかる人はかかる。かからない人はかからない。
  • 人間は寝る生き物。
  • 生命はすばらしい!

もうすぐお産の友人夫妻へ

きっとはじめてのお産だからものすごく苦労することになると思います。でも、おわってしまえば大丈夫。夫婦の愛で乗り越えてください。安産を祈ってます。

「2006-01-10」への10件のフィードバック

  1. 赤ちゃん、おめでとう!とにかくよかったね!
    楽しいこと、大変な事、いろいろとこれからありそうだけど、パパ・ママライフを楽しんでください!

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  2. 無事出産おめでとぅ〜!!!!
    奥さんは多分術後の縫糸がいたむと思われますので
    ドーナツクッションとか差し上げるとよいですヨ!
    3人で楽しい家庭を築いて下さいませ〜♪

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  3. 出産おめでとうございます!
    無事生まれてなによりですね♪
    今度、元気なお子さんに会わせて下さい〜!

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  4. ブログで泣かせないでください。会社ですから。
    本当におめでとう!

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  5. おめでとー!なんだかうれしくて会社でニヤニヤしてます。
    素敵な家庭を築いて下され〜。
    で、この記事いつ書いたんだろ?報告はうれしいけどしっかり休んでな。

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  6. ほんとにほんとにほんとにおめでとう!!!感動しました。
    私もがんばりたいと思います。

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  7. おめでとうございます!
    涙で画面が滲みますね。。
    姫もお二人も健康第一で!

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  8. おめでとうございます。ホントによかったですね!
    ひと安心致しました。
    姫に会えるのを楽しみにしております。

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  9. みなさんコメントありがとうございます〜。
    暖かいコメントをもらえて、うれしいです!
    この日の気持ちを忘れずにこれからもがんばっていこうと思います。
    一ヵ月後か二ヵ月後には嫁も娘も東京に帰ってくるので、お近くにお住まいの方は、よかったら遊びにきて下さいね。

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