2006-03-15

この件について興味のある方にしかわからない書き方ですが。最近のblog界をにぎわせている問題には私も深く考えさせられるところがあります。

私自身もはてなのサービスをよく使用していますし、その中で例のブログにたどり着き、そこで文書をよみ、もの凄く頭脳明晰な人だと思い、RSSリーダーに登録し、普段はほとんどしないのに、コメントの書き込みまでしたことがあります。そういった文脈において、氏の書くエントリには敬意を表しますし、過去の経歴云々とは切り離して評価すべきことだと思います。「罪を憎んで人を憎まず」。

ただ、一方で氏の過去に行った行動から安易に氏の現在の弁明を信用することも危険なのではないかと考えることも大いに理解できますし、私自身完全に信用することはできません。

大体において、その人がどのような人物か、過去にどのようなことをしたかなどにかかわらず、「信用する」ということ自体が非常に難しいことです。それと同様に「完全に信用しない」ということも非常に難しいことです。

自分にできるのは極力情報を多く集め、客観的に分析し、自分の意見を極力保留することしかできません。

が、しかし、Web上の皆さんの意見を見ていると、批判派、擁護派におおきく分かれているようにも思えます。

そんなに簡単に人が見抜けたり、信用できたり、信用できなかったりするものなのでしょうか?

「裏切られてもいい」という前提をおかなければできないことのようにも思いますが、私にはその前提を、たいして知りもしない、会ったこともない人に置くことは到底できそうにありません。

とはいえ、擁護派、批判派、保留派ふくめて、それを語る際の論点が微妙にずれているので、話がかみ合っていませんよね。誰のどの主張も「そういう考え方はわかるなぁ」と思います。

というわけで、私の感想は「興味深い」ということで。(わたしも潜在的信者なのかしらん。)

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