2011-04-13

妊婦、乳幼児、子供、女性への長期的な影響を考えると、1mSv/yearに抑えることが可能であればまず間違い無く安全だと言える。グレーゾーンではなくて安全ゾーン。実際に自分の住んでいるところがその基準を「努力すれば達成できる」という場所である人が本当に羨ましい。私の住んでいるところは自分で計測したわけではないから確かではないけど、周辺の状況からみて「間違いなく無理」なレベルであることが確実。本当に暗い気持ちになる。

今後起こりうる最良のシナリオとしては

  • 原発からの追加での大量の放射性物質の放出がない、
  • 雨、風によって半減期の長い放射性物質が洗い流される(コンクリートが多いから可能性としてはある)

ということだけど、現実的にはあまり期待できないと思う。なんといっても、チェルノブイリ事故は、未だに多大な影響を与え続けているわけだし。

でも、逆に影響が何十年も長期化することが確定してしまった今では、そこまで神経質に考えていても何も出来ない。子供にマスクをさせ続けることも現実的にできないし、幼稚園の給食を食べさせないわけにもいかない。食べ物に気を使うことはできるかもしれないけど、今後一切外食をしないというのも現実的ではない。1週間、2週間のはなしじゃなくて死ぬまでの話だから。

だから、継続できるレベルの対応をして、あとはもう楽観的になるよりほか仕方がない。悲観的では精神が持たない。現実的に考えられる最悪の事態としては、癌になったり、子供ができなかったり、生まれてくる子供の知恵が遅れたりということがかんがえられるけど、今回の事故の影響でそうなる可能性は非常に低いし最悪そうなったとしても愛情が変わるわけじゃない。受け入れてやっていくしか無い。

もしも、今、まだ家を買っていなくて、子供も小さかったら、関西の方に転職して住む場所を変更することを本気で考えていたと思う。でも、すでに家を持ち、子供も幼稚園に行き、地域の人達ともささやかながら交流がある中ではそういうことは考えられない。そういう意味では今のタイミングで今回の事故があったことはある意味で幸運だったと思う。

でも、そういうことを考えると今現在、福島の原発の近くに住んでいた人で、現実的にもう生きているうちには自分の故郷に帰れなくなってしまった大勢の人たちが不憫で仕方がない。そしてそうなったのは人間のせいだという事実…。もしかしたら、事故が比較的早期に収束して、土壌の汚染を解消するような手法がみつかって、実行されて、また暮らせるようになるかもしれない。でも、その可能性はほぼ無いと言わざるをえない。生まれ育った土地で、そこで死んでいくつもりだった人が大勢いるだろう。自分がその立場だったらどうだろうかと想像してみることも難しい。

でも、原発の近くに住むということは実際にはそういう事なのだろうと思う。覚悟を決めて、万が一のことがあったらどこに移り住むかということまで考えておく必要があるとおもう。そして日本にはどの原発からも十分に遠くはなれている土地というのはほんの少ししかない。事故のレベルによっては日本中どこを探しても無い。そういう現実に愕然としてしまう。

オーストラリアには原発が無いらしい。オーストラリア、いいな。英語圏だし、たくさんの人種の人がいるからそれも好都合だと思う。土地もだだっ広いから文句を言わずに生きて行くだけならどこかに適切な場所があるんじゃないかと思う。もっとも、嫁さんは絶対に日本を出たくないということらしいので、現実的にその選択肢は無いのだけれども。

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