2010-11-07
上のことを書いていて思い出したんですが、私は昔自分のほしいものを言えず、決めるものも決められない子でした。
たとえば外食に行って、食べるものを選ぶときのこと。その頃私はいつも「なんでもいい」と言って、自分の希望を言いませんでした。というか言えませんでした。私の両親はすごくお金を節約していた…というかケチだったので(子供の私にはそう思えた)、自分の家は貧乏なんだとすごく思っていたんですね。なので、いつも何か選ぶときには一番安いものを探して頼むような子でした。ほかに本当は食べたいものがあるようなとき、それを食べたいと言い出せなくて、そのうち自分で選ぶことがいやになって「なんでもいい」「どれでもいい」と。
こういうのってやっぱり自分で自分の責任の範囲で自由にできないからなんですよね。親に金銭面ふくめて完全に依存している状態で、自分の思い通りになんてやっぱりできないんです。希望を出してもかなわないなら、初めから希望がないことにする。
やはく大人になって、自分でお金を稼いで、自分の思い通りにしたいなぁとよく思ってました。
子供なりに気を使っていたといえばそうなんでしょうけれども、言われもしていないことを勝手に先回りして想像して、自分で自分の欲求に蓋をして回るような子供でした。結果的に早いうちから性格的にひねくれたように思います。みんながはやりのおもちゃやシール、カードなどで遊んでいるときでも、自分も本当はやりたかったけど、「ふん、そんなものに熱中したって、すぐにみんな飽きて、使ったお金が無駄になるよ」なんて考えるような。
でも、そうやってやせ我慢していたはずだったんだけど、実際にすぐにブームが過ぎて、「本当に想像していたようになったな、無駄に親にお金を使わせなくてよかった。」と思えることが本当に何度も何度もあって、そのうちあれこれやってくる一過性のブームにのってはしゃいでる友達を見て、「バカだなぁ」と思うようになりました。小学校1,2年生くらいにはすでにそういう思考だったように記憶しています。親にもよく「お前は子供らしくない」と言われました。
こういう思考は中学時代まで続きます。中学時代が一番ひどくひねくれてました。
今思うと、そういう自分に自信を持てずにうじうじ後ろ向きな思考をしていた期間があったからこそ、そうではないように、今思考できてるのかなという気はします。
まぁ、また、おいおい思い出したら書こう。