娘の幼稚園が終わったので、嫁と子供は嫁の実家の新潟に帰った。原発関連の対応で意見が合わずお互いにストレスがたまるからということもあり。今現在はちょっと離れていたほうがお互いの精神状態にとってよいと思う。実際今日はずいぶん気が楽だ。(お酒が入っていることもあり。)

嫁の実家の方が福島の原発からの距離でいうと40kmほど近いのでその点は良くないけど、風向きや川の流れ等からすると嫁の実家の方が比較的影響が少ないと思うのでその点は良い。特に近所の浄水場でも、1歳未満の乳児が飲む暫定基準値を超える放射性物質が見つかった、というタイミングだったのでよかった。嫁さんの実家にいるうちに(風向きが良く、雨がふらなければ)値はぐっと下がってくるだろうから。嫁さんは妊婦だけど今の段階(正確には昨日の段階)でも水道水を自分も飲むし、子供にも飲ませていて、私はそれが嫌でしょうがない。

たしかに国が出す基準や行動指針にしたがって行動するというのはひとつの正しい考え方だと思うし、今現在の値であれば実際に健康被害も出ないだろうと思う。ロジックはわかる。ただ、「どの程度長期化するのか」というのがまったくもって不透明ななかでは、無駄な被曝はさけるに越したことは無いと普通におもうのだけど、そこの意見が合わない。それによる無駄なストレスを抱え込みたくないというのは理解できるけど、水をコップにつぐ時に蛇口をひねるのと、ペットボトルから入れるのとでそんなにストレスが違うんだろうか?

でも、それはきっとそうじゃないだろうな。原因は別のところにあると思う。いろんな問題に形を変えて出てくるけど、夫婦のあいだにある深く根深い問題が原因だと思う。まぁ、こればっかりは仕方がない、夫婦とはいえもともと他人同士なのだから、長い時間をかけてお互いを理解していくしかない。嫁さんもそう思ってくれていると信じたい。