息子が腸重積になって、2日間入院していました。息子は喘息でもあり、娘に比べて体が弱い印象です。普段はとぼけてて面白い息子が、15分おき、10分おきにお腹が痛いと転げまわっており、生きた心地がしませんでした。

はじめに行った夜間小児急病センターでは、ほおっておいて大丈夫という診断で、帰されそうになりました。タイミング良く(?)息子が苦しんだ様子をみて、浣腸をしてもらうことになり、うんちが一度出て息子が寝入った様子をみて解決ということにされました。この時、嘔吐もなく、血便もなかったので仕方なかったとは思うのですが、腸が重なるようなこと(腸重積の事だと思う)ではない、と明言されました。簡単な触診のみで断言されて、その時はそんなもんかと思いましたが、今にして思えばもっとよく疑問を伝えておくべきでした。

そのとき一番疑問だったのは、「うんちが原因の腹痛の場合に、排便した直後、寝た後で、目が覚めるほどの痛みがあるものなのか?」ということです。うんちがでてほっとして、うとうとして、でもその後「お腹が痛い」って起きて、そのあとまた寝たんです。このことは伝えたのですが、相手にされませんでした。私はおかしいんじゃないかとは思ったのですが、医者に断言されてた状態で、その時には安らかに寝ている息子の前ではそれ以上疑問を言うことができませんでした。

きっと、「15分間隔くらいの周期性があるみたいだから、心配だからあと30分くらいここにいさせて下さい。」と言って、そこにとどまっておくのが正解だったんだろうと思います。そうすれば息子を苦しませる時間をあと2時間程度は短くしてあげられた。非常に悔やまれます。

その後、一度帰宅しましたが、やっぱりこれはどう考えてもおかしいだろうと思って当日の夜間待機病院の松戸市立病院に再度連れて行きました。そちらの方では、エコーやレントゲン等を使ってかなり詳しく複数の医師に診てもらいました。こんなにじっくりと慎重に見ないと判断できないんだ…とびっくりするくらいに。その間も、10分おきくらいに息子が苦しみだすので大変でした。

最終的には肛門からバリウムのようなもの(聞いたけど失念)をある程度の圧力で入れて形も見つつ、元に戻すということをしてもらいました。手術の間は外で待っていたのですが、医者の予告通り息子の「やめてー!!」という叫び声がずっと続き、非常に辛かったです。子供だし、動いちゃいけないし、色々と固定されて処置されたものと思います。今は被曝のこともとても心配しているのに、5mSv程度は被曝しました。でも、仕方がない。

無力感を沢山感じました。

でも、それが終わってしまえば息子はケロッとしたもので、元気。すぐにぐっすり寝て、次の日にはもう元気。1日中私に甘えて、ぐっすり昼寝もして、ご飯もパクパク食べて。特に晩御飯なんて2時間30分もかけて私に食べさせてもらって、その間3回もトイレに行きながら!こんなにつかれる食事は私ははじめてでした…。息子とこんなにずっと一緒にいたのはきっとはじめてかな、なんて思いながら過ごしました。

それにしても幼児の入院の付き添いは大変ですね。あれこれやってあげなくちゃいけないし、さらにベッドは狭いし、寒いし。今回の場合嫁さんも動けないので家に荷物も取りに戻れず売店であれこれ買ってなんとかしましたが、非常に疲れました。でも、いい勉強になりました。

その間嫁さんと娘はまだ出産してから1ヶ月もしないのに幼稚園デビュー。嫁さんは家事もあり、大変だったと思います。娘は仕方なく泣いてもほおっておかれていたそうで…。娘は私と息子がいなくてつまらなかったそうです。

色々思うところや反省するところはありますが、とりあえず無事に退院できてまたみんな元気で家族が揃ったので良かったです。やっぱり健康が一番ですねぇ・・・。