しばらく前…(半年前くらい前かな?)からデジカメが故障しており、その間私はiPhoneで撮影したり嫁さんは携帯で撮影していたりしました。

私は写真に関して全く追求していないので、常に持ち歩いているiPhoneでさくっと撮影して、家族、親戚にはiCloudで自動的に写真が共有され、稀にSNSで共有する…という使い方で日常使いには満足してました。ですが、運動会など「望遠」性能が欲しい機会が年に数回あり、その時に強い不満を感じる…という感じでした。一方嫁さんは現状にかなり不満を持っていたらしく、デジカメ新しいの買いたいね、という話をしてました。そんなわけで今回は嫁さんがメインで使いつつ、たまに私が使う時にズーム性能がそれなりのもの…ということで機種選定しました。

もう一つのポイントはWiFiです。デジカメで写真を撮影するのはいいのですが、問題になるのは撮影後の写真のアーカイブと共有です。はっきりいって、整理するのはクソめんどくさいです。SDカードを取り出して、アダプタに入れて、PCに刺して、写真を取り込んで…という一連の動作を月に一回やるだけでも続かない…のが私でして…。

その点、iPhoneの「撮ったらあとは全自動で処理される」というスキームは素敵です。私は以下の仕組みを作ってあります。

  • iPhoneで撮影する
  • WiFi下で自動的に写真がiCloudにアップロードされる(親族がみる)
  • iCloud経由で写真がPCにも自動で取り込まれる
  • 自作のPowerShellスクリプトが走る。

  • iCloudの保存フォルダの画像に対してリネームとUSB HDDへの移動(撮影月別)が行われる
  • 整理された写真から未処理のファイルに対して写真をXGAサイズにリサイズし、Dropboxに配置し、Dropbox経由で親のPCに届けられる。(私の両親にはiPadで写真を見るのは無理だったがこの方法なら理解できた。)
  • 最後に、ネットワーク上の別コンピューターについているUSB HDDにrobocopyで同期、冗長化。ただし削除処理は同期しない。

これなら全部ほったらかしでそれなりに整理されバックアップも取られます。こういう「人の苦労が必要ない」仕組みじゃないと長続きしないですよね。

このフローに、カメラで撮影した写真も極力簡単に組み込みたく、wifi機能付きのカメラである事を条件に加えました。それで選定したのがDSC-WX350というわけです。でも、WiFi機能の詳細をきちんと確認していなかったので…Sonyの独自写真管理ソフトの導入とサービスとしての起動が必須要件っぽい感じがします。これはちょっと失敗したかもしれません。でもまぁ、組み込むのは可能なのでいいかな?という感じです。

ネットで注文して済ませてしまってもよかったのですがカメラは実物を触って大きさとか重さとかも見た方が良いだろうと思って家族でビッグカメラにいって実機を触ってから決定しました。子供が3人もいると電気屋さんで物を見るのもヒヤヒヤものですね…。そして、ビッグカメラさんにはがんばって欲しいのでネット上との価格差は理解した上で店頭で購入。とはいえネットの最安値との価格差もほぼなかったです。販売員の方もいるわけだし販売コストがよりかかる分価格を高くしないと利益でないと思いますが…。

思えば、私が初めて手にしたデジカメは、デジカメ創成期の35万画素の10枚もフラッシュ撮影すると電池がなくなるような酷いものでした。今は本当に良いものが安くなりましたね。安すぎる気がします。

ところで、今回は嫁さんの使用がメインなのでピンク色のものにしました。色々いじって楽しんでるようですし良かったです。今までこういう反応はなかったのでちょっと意外でした。反対に私はあまりこういうものでドキドキ・ワクワクしなくなっちゃいましたねぇ。