自分とか、ないから。 教養としての東洋哲学」読みました。

この本は自分が読みた買ったわけではなくて、他人に、特に人生に悩んでいる人にお勧めできる、読むと心が軽くなるような本はないかな?とおもって探して買いまくった本のうちの1冊。

正直、私が自分で探して読むような本ではないのですが、読み始めたらその語り口は軽快でとても読みやすく密度が薄いので(笑、あっという間に読み終わりました。多分1時間くらいで読み終わったんじゃないかな。

それでいて、いままでよくわかっていなかったことを色々と知ることができたので良かったです。仏教系の人が読むともしかしたら「けしからん!」的な反応が返ってくるケースもあるのかな?と思わないでもないですが、私の知っているお坊さんはみんな超気さくで面白人物ばかりなので、実は仏教は相当に懐が深いのでは?と思っているので全然大丈夫な気もします。

つまり、何もわかりません。全くわかりません。

ですが、この本は楽しく読めました。

このくらいの感じで緩くいろんなことを考えて前を向けたらとても良いと思います。うん。良い本なんじゃないかと思います。

仏教には「答えがある」というのが良いところだと思いました。至るべき思想的なものがあり、やるべきことがあれば人は迷わなくていいですからね。

私自身は無宗教だと自分では思っているのですが、45歳にもなって、人間が平和に生き続けるには何かしらの宗教的なものは必要なんじゃないかと思ってきています。私も明確に「XX教」というのはないのですが、無いは無いなりに自分の中で自分なりの「宗教」を作り出して、それに従っているのではないかと思うところもあり。

そういうものを自分自身で作り出して自分で安定するのは結構難しいことだと思うので、それが過去の偉人の考えを理解しようとするところから人間としての芯を作りだすのもとてもいいことなんじゃないかと思ってます。

そして下手な新興宗教なんかにはまって、お布施だなんだと金品巻き上げられたり友人を失いまくるよりは、歴史ある宗教を選択するのはとても良いことだと思います。