人生2回目の入院(パニック発作?過呼吸)

とても久しぶりの日記投稿です。そしてやはりまた健康ネタになってしまいました。本当に年齢を感じます。残念ですね。

現在病院に入院しております。いろいろ検査をして異常が見つからないということであとは念のため内視鏡検査をしてから退院する見込みです。今は病室でのんびりしています。

発作が起きたのは6月7日の昼過ぎ12時30分ごろ。昼食を食べ終わってゆっくりしてました。そろそろもう仕事の準備をしようとした時に、ふらつきを感じました。

椅子に座っていましたが、座るのも辛い感じになってしまいました。うまく文字では表現できないですが今まで感じたことのないレベルの強いめまいのようなものを感じました。

そしてすぐに首と両手にしびれも感じて、これはやばいやつなんじゃないかと思ってすぐに119番に電話をかけて救急車をお願いしました。自分の症状や状況、住所等はきちんと伝えることができましたが、しゃべることも結構必死に意識を集中しないといけないような状況でした。

8分ぐらいで到着すると言われたので部屋の中で待っていようと思いましたが、それも辛くなって早く病院に行きたくて、外に出ました。でも、もう手が震えて普通に待っていられなくて、車道に出たら車が危ないなとはなんとか考えましたが、歩道に倒れ込んでしまって通りがかりの人に介抱してもらったり心配をさせてしまったりしました。待っていれば救急車が来るのに、そんな状況で外に出るなんてどう考えても冷静な行動ではないです。かなりパニックになり冷静に判断できなくなっていました。

そして、恐怖からだと思うのですが、呼吸が速くなってしまい、過呼吸で手足が痺れました。はじめはちょっと痺れてるくらいでしたが、待ってる間にどんどんひどくなって、両腕は縮まって完全に動かせなくなりました。そしてとても苦しかったような?そこはよく覚えていません。

私はその時は脳に何かあったのではないかと思っており、ほんとにこのまま死んでしまうのかななんて思いました。

あとで調べて知ったのですが、このような痺れは過呼吸の典型的な症状で、呼吸はやくしすぎて血液中の二酸化炭素がおおく出されて、血液がアルカリ性に傾くことによっておこるのだそうです。ひどくなると痙攣したり、意識を失ったりもするらしいですが命には関わらないとの事です。

私は過呼吸と言う言葉自体は大学1年生の時に友人が過呼吸になっている状況に遭遇して知ってはいました。ですがある程度落ち着いてきた状況の時に合流したのでよくわかっておらず、そのあと調べたりもしていませんでした。とはいえ、その頃はインターネットもまだあまり普及しておらずGoogleもまだなかったので、図書館に行ったりしないと調べられなかっただろうと思います。あまり触れないで欲しいと言われたのでその後話題にも出さず。

きちんと知識として原因と対処法を知っていればもう少し冷静に呼吸をするとか少し息を止めるとか、そういった対応が取れたのかなあと言う気も今はします。でも、かなり気が動転してしまっていたから知ってても対処は難しかったかなという感じもします。

救急車の中でも会話はできていて、「呼吸が早いから痺れちゃってるんですよ」「もっとゆっくり息を吐いて」とは言ってもらっていて、深呼吸はしてましたが痺れはなかなか収まらず、でした。

それで救急車で運ばれて病院に行き、脳のCTですとか血液の検査ですとか、心臓のエコーですとかいろんなことをしてもらいました。CTをしてもらってる時には一旦ちょっと落ち着いたんですけどその後また痺れがひどくなる状況がありました。かなり自分の精神的な問題が大きかったように思っています。あれこれ検査してもらってもまだまだ収まってなかったですから2時間くらいは落ち着かなかった感じです。

はじめに「検査して問題なかったら入院せずに退院してもらいますからね」と言われていたのですが血液検査の結果リンが非常に少なくなってるということで入院して検査をすることになりました。「成人の血清無機リン濃度の正常範囲は2.5~4.5mg/dL」とのことですが、私は0.9mg/dLとなっていたそうです。

アルコール中毒じゃないですよねとか、ご飯ちゃんと食べてますかとか色々と確認されましたがどれも当てはまらず。その日の夜は自分で勝手に調べて、0.9という重度の低リン血症に関しての情報を確認してビビってました。普通に死に至るケースもあるそうで。

ですが、結局、過呼吸が引き金となってその値になったのでしょうということで教えてもらいました。ググると下記の論文(?)が見つかり、なるほどという感じでした。

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/jja2.12454

血液検査は複数回行ったのですが、入院した翌日からの結果は、直接点滴からも入れたそうですが、かなり数値が改善していたそうです。入院3日目の今日の検査では基準値まで回復しました。当初、他の可能性も疑っていたようですが、大丈夫でしょうとなりました。

そんな形で過呼吸も収まり血液の状態も良くなり、「現時点の検査結果としては大丈夫」となりました。ただ、そもそもなぜ過呼吸になったのか?という疑問はまだあります。

ですが、それには心当たりがあってです…。ここには書いてませんでしたかこの1ヵ月間位はあまりよく眠れてなかったんです。深夜の3時位に目が覚めて心臓がドキドキしているような感じがしてそれからずっと寝られないというようなことが度々あり、循環器科や脳神経内科などで診察を受けていたりしました。そこでも原因は不明だったのですが。

自分でももっときちんと生活を見直そうと思って少し減量したり、運動したり、血圧計やスマートウォッチを購入して定期的に値を測ったり、運動したり、お酒を飲まないようにしたりなど、ここ1ヶ月くらいはかなり取り組んでいました。

でも、夜寝にくく、寝ても夜中に目が覚めてしまうという症状はずっと続いてました。たまに寝られる日もありましたがスッキリする感じではなく。

救急車で運ばれた日も、朝3時に目が覚めてしまったあとずっと寝られないまま、寝てるのか寝てないのかよくわからない感じでした。それなのにちょっとランニングしてみたりとか。そういう状況が引き金になったんだろうなと思うところがかなりあります。

特に最近は血圧計を手に入れて計測する中で夜間の血圧が朝や昼間よりも高いことに気がついてました。よく寝られなくて原因などを自分で調べてる間に、夜間に血圧が高いのはリスクが高いということを知り、不安になりさらに寝られなくなり、寝られない結果また血圧も高くなり…というのを繰り返していたようなところがあります。

私はいろいろ調べて自分なりにやっていましたか自律神経、交換神経と副交感神経などに関してはよく理解しておりませんでした。入院して改めてそういうことを少し勉強してみてこれまでの自分の人生がいかに良くない生活をしていたかと言うことを改めて実感しました。

暇があればずっと仕事をしてますし、次女に付き合ってベッドに入るけど次女が寝るまでiPadで動画を見たり、勉強したり。以前はそこにお酒も加わってました。さらに日によっては次女が寝たら起き出して本格的に仕事をして寝る直前までパソコンの画面をスマホの画面を見続ける…。こんな感じのことが当たり前の生活を何十年も続けていました。

考えてみたら本格的なオフの時間なんてほとんどとらない生活が当たり前でした。

寝れなかったんだからそういうところから入っておかしくなかったはずなのですが、数字で計測できるものから入ってしまう性分で…。

それよりも先にどうせ数字なら心拍数とか、眠るための行動などそのあたりを先に見るべきだったなぁというふうにかなり反省しております。

いや、寝る前にスマホを見たら寝られなくなるとかそれは知識としては知ってましたけど、全然わかってなかったですね。寝られなくて不安になってググって、血圧測って、さらに不安になって…って、ほんとアホみたいですね。

というわけで発作があった日も含めて、全然寝れていなかったのです。これが1番の引き金になっているのは間違い無いと思います。

それで、昨晩はゆっくり深呼吸して、瞑想して…というようなことをしてみました。まだぐっすり寝れたとは言えないんですがやっと少しまとまった時間を眠ることができました。

それで、病院の朝は早いので朝6時ごろにおしぼりをまず持ってきてもらったのでそこで起きたのですが、それを受け取っても眠くて眠くて。朝こんなに眠たいのはいつぶりだろう…という感じです。効果抜群すぎてびっくりしてます。

そういえば子供の頃、学生の頃、新社会人の頃は朝眠かったよなぁと久しぶりに思い出しました。子供の頃は朝がとても苦手で起きられなくて何度も寝坊したり、遅刻したり。朝の時間が忙しくて大変な生活ばかりしていました。

気がつけば歳をとって朝起きるのが辛くなくなってました。朝起きるの得意になったな…なんて思ってましたけど完全に勘違いですね。単に福交感神経が弱って夜中きちんと寝て体を修復するということができておらず、結果朝起きるのも簡単…というか寝られなくなっている状況だったんだなぁと思います。

夜寝る前にパソコンやスマホをいじったり、仕事のことを考えたりせず、ゆったりのんびりする時間を作って、きちんと寝るということを心がけた生活をこれからはしていきたいと思っております。

そうすれば夜の血圧も下がってくるだろうと思いますし、血圧が高いからと心配していろいろ調べてということが完全に逆効果であると言うことを改めて認識したので無駄な心配をしないで健康に良い生活をしたいなと言うふうに思います。

お酒なんかも一時期は毎日1人でワイン1本開けるのが当たり前の時期もありましたが、もうしばらくは飲まないようにします。そしてお酒を飲むのは本当に大事な時大切な人とだけにしようと思います。もちろんお酒は大好きなのでお酒を完全に止める気は無いのですが。

まだ明日の内視鏡検査も残ってますが、胃には現在何も不安ないので多分大丈夫だと思います。だといいな。

毎日の健康をアシストしてくれるデバイスなんかもかなり揃えましたので毎日デジタルも有効に使いながらやってきたいと思います。

過呼吸になって救急車を呼んで、仕事もしばらく休んで、家族にも、周りの人たちにもかなり迷惑をかけてしまったところがあります。ですがこのタイミングでこのようなことが起きてゆっくりと自分の生活を振り返るきっかけができたのは良かったなと思います。

自分のことを大切に思ってくれている人たちもいますので健康でまだまだ頑張りたいと思います。いつもありがとうございます。

追記

退院後に動画撮影しました。

「人生2回目の入院(パニック発作?過呼吸)」への3件のフィードバック

  1. お返事ありがとうございました。

    さっそくブログを拝見しました。
    初めて体験された時の症状の移り変わり、身体が全く動かなかったこと、死を意識したというお気持ち、精神的ストレスの部分、過換気症候群に加えリンが小数点以下まで下がっていたこと、発症までの行動やご自身で思い当たる原因など…不謹慎ですが笑ってしまうほど2日前の私の身内と同じでした。
    (ちなみに本人は1ヶ月ほど前からばっきばきになるほどキツイ運動をしていた。毎日ではないが最近ワインにハマっていた。発症の前日は焼酎を少し飲みすぎた。大きな心配事が最近できてストレスがかかっていた)

    本人にはこちらへのコメントの了承を得ていませんが、本人もブログは読みました。「俺と同じやん!」と家族共々笑っていました。それぞれの環境は違えど、1ヶ月ほど前の経験のようですが実際に似た声をブログ主さんに知ってもらえれば、主さんへのなにか救いになるかと思い、勝手ながらお節介ながらコメントさせて頂きました!

    また主さんのおっしゃる通り症状は千差万別。本人の場合、点滴し即帰路へ発つも車の中で30分と経たず人生2度目の過呼吸で病院へ引き返し点滴。その点滴でリンはすぐ正常に戻っていました(入院はせず帰宅)。しかし主さんのように「過換気の影響でリンの数値下がった」などと、私の身内は言われていないので専門の先生が来る曜日にリンについて改めて関係性を確認する予定です。安心を得たいがために似た声の方にお聞きしてしまいました。

    過換気症候群は人生で一度しか発症しない人もいれば、ある時期だけ毎日起こる人もいるようですから。気を逸らす練習や、もしまた発症したっていいじゃないか!乗り越える練習だ!というスタンスで頑張って行ければいいですね^_^

    長文失礼いたしました!

    AF

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  2. AFさん、こちらでも、Youtubeでも、コメントありがとうございます!

    「車の中で30分と経たず人生2度目の過呼吸」というのはそれは本当に大変なことですね…。幸い私はまだ再発はしていないのですが、あまりストレスをかけずによく睡眠がとれるような生活をするようになりました。結果的に「あの時過呼吸になったから結果的に健康になったね」という状況を作れるだろうと思っています。万が一再発しても初回ほどには焦らずに対処できるといいなと思ってます。

    身内の方にもよろしくお伝えください!

    返信
    • 全身硬直しながら口元が回らないのに遺言めいたことを言ってましたから…初めて発症した姿を想像すると今でも心拍数が上がってる気がします。
      胡田さんが穏やかな日常を送れるよう願っております。ご自愛くださいませ。
      お返事ありがとうございました!^ ^

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